2009年1月7日水曜日

フランチャイズ

古民家を改築、解体する際に出る良質の古い木材「古材」を買い取って、再利用するビジネスが新たな市場を切り開きつつある。廃棄コストの削減に加え、環境負荷の低減を図ることが可能だ。政府が進める耐久性の高い「200年住宅」構想により、古材を生かした住宅再生(リノベーション)のニーズも高まりつつあり、さらなる市場拡大が見込まれている。
「これほど高く売れるとは思わなかった」
木造住宅の建築・改装を手がけるマルイ住宅(大阪府枚方市)の池上成吾社長は驚きを隠さない。解体家屋から得られた良質の「はり材」の販売価格は2~3万円で、これは新品の約3倍に当たる。50~80坪の古民家を解体した場合、20~30万円分の古材が調達できる見込みだ。
同社はヴィンテージアイモク(松山市)が運営するフランチャイズ(FC)システム「古材倉庫」に加盟、11月から古材ビジネスに乗り出している。
マルイ住宅では年間十数棟の古民家を解体しているが、80~100年経過した国産木材は、「ノミやカンナを受け付けないほど固い良材が多くみられる」(池上社長)という。アンティークな木材を求める人も多く、「欲しいけれどどこで買えば分からない」といった声や「適正価格が分からない」との意見も寄せられたことから、古材ビジネスへの参入を決めた。古材は通常、入手困難で、付加価値も高い。マルイ住宅では、古材を活用した住宅建築を手がけることで、他社との差別化を図る。